フリューゲル・デス・フレースヴェルグで起こる日々の出来事・・・
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Lacheln

         
お兄様はパーティーに向けて書類整理に追われている。

ハインリッヒはそんなお兄様に付きっきり。

ユーリは必要な備品の用意を。

マリアナはいつものようにお茶を入れてくれる。

ミカエラは屋敷の外での仕事をしているようで、しばらく姿を見ていない。

ロイドとレミは殆ど厨房に籠りきり。

レオンも同じように研究室に籠っているのだろう。

一方、ブルーノとリクは庭のお手入れで外に出ずっぱり。

モーゼスやカレンも、それぞれの仕事に追われているのだろう。



お姉様の追悼パーティーが近付くにつれ、それぞれの仕事が忙しくなり始め、
何もすることができず、部屋にいるだけの私のもとを訪れる回数も減った。
それでも合間を縫って、来てくれるのだが…以前に比べると笑顔がないのだ。

忙しくて疲れている…だけではないのだろう。
きっと、それぞれ違ったお姉様との思い出があるから。



いつも美味しい紅茶を用意してくれるマリアナとユーリ。

心配して花を届けてくれるリク。

食欲がないと言えば、食べられそうな物を作ってくれるロイドにレミ。

毎日決まった時間に診察に来てくれるレオン。

お兄様の事を思って、様子を見に来てくれるハインリッヒ。

そんなハインリッヒに言われて、少しでも出してくれるクラウスお兄様。



何もできないのなら、せめて私のもとを訪れる皆を笑顔で迎えよう。

きっと、追悼パーティーの日はうまく笑えないだろうから。



二女 エリーゼ - -