フリューゲル・デス・フレースヴェルグで起こる日々の出来事・・・
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ricordo 〜追憶〜




「おらおら、どうした?バンビーノ!

そんなへっぴり腰じゃ全然当たんねぇーぞ!」


「ハァ、ハァ・・・クソッ!」


「バンビ〜その程度じゃプラエトリアニを名乗るにゃ100年早ぇなぁ〜。

ガッハッハッハッハッ! 俺が現役の時にゃなぁー」




ボ カ ッ ! !




「・・・っぐ?!」


「・・あ!、へへっ・・・当たった・・・!」









・・・・痛ってぇ・・・まさか一発もらっちまうとはなぁ・・・

でも・・久しぶりだな。殴られて嬉しかったのは・・・





プラエトリアニの一員としてドュフナー隊長とやりあってた頃・・・

隊長は本当に強かった。

鋼のような体躯に石のようにごつい拳、そしてとにかく頭が切れた。

弟のトゥーリオ共々何度も投げ飛ばされ、

ぶちのめされたが・・・・充実した日々だった。



ウォーレンとロイドも負けず嫌いで手を焼いたなぁ。

ウォーレンがやられるとロイドが泣きわめいて、

ロイドがやられるとウォーレンが血相変えて飛びかかってきやがった。

何度も。 何度も。



生傷が絶えなかったが、泣いて笑って館ん中は賑やかだったな。


あんな 時間が  ずっと  続くと  ・ ・  ・   ・










「 ---親方! おい、親方!!」


「ぅん・・・・?」


「何うとうとしてんだよ。こんなとこで寝たら風邪ひくぞ。俺部屋戻っから。」


「あぁ・・・・バンビー・・っと・・・、リク!」


「・・え?」


「また、明日な。」


「・・・あぁ。おやすみ。」




ちょっくら飲み過ぎちまったか。

傷に沁みるな・・・



何度も繰り返した夜。数多の傷跡。

燻らせた紫煙に浮かんでは消える顔、顔、顔。




・・・届かなかった想い。



もう戻ることはない日々・・・・。



庭師 ブルーノ - -