フリューゲル・デス・フレースヴェルグで起こる日々の出来事・・・
<< 記憶 main 追憶 >>
The calm before the *****

         

朝露が葉を濡らすとある朝、広い庭の片隅に、
銀とも白とも言えない花が咲いていました。

お兄様がよく磨いているシルバーの銀色よりも白く、
お姉様がよくお洗濯しているクロスの白よりも銀色でした。

その花をじっと観察していると、
だんだんと肌に当たる風が暖かくなってきます。



明るい朝でした。



一羽の鳥が、薔薇園を横切って、お屋敷の方へと飛んでいきます。


途中、噴水のいちばん高いところで羽を休め、羽を広げて身体中の朝露を飛ばしています。

あの色の鳥はよく見ます。
このお屋敷の紋章にも鳥がいます。


お屋敷のどこかに、あの鳥の巣があるようです。


飛び出した鳥は、一直線にある窓を目指しました。




あれは、
ドクトルの部屋のようです。




メイド ミカエラ - -