フリューゲル・デス・フレースヴェルグで起こる日々の出来事・・・
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黒揚羽が舞う海
         

お姉様、お兄様、おはようございます。

昨夜はよく眠れましたか?






最近、
エリーゼお嬢様のお部屋に出入りするドクトルのお姿を、前よりも多くお見かけするようになりました。

ご気分が優れないのか、心配です。


尋ねることはしませんでしたが、エリーゼお嬢様は

「心配かけてごめんなさい。大丈夫よ」

とおっしゃいます。


お嬢様はそうおっしゃいますが、そうは見えません。

私は、お嬢様のお身体の具合も心配ですが、不安そうな表情をなさるお嬢様のご気分も心配です。


リクさんとシェフがお互いに暴力を振るっていたり、リクさんとお兄様が睨み合っていたり、リクさんがドクトルの襟元を掴んでいたり、
そういった姿をご覧になるお嬢様の瞳は、不安そうで、悲しそうなのです。


「喧嘩はやめて、リク、そういった言葉は言わないで」

とお嬢様はおっしゃいますが、頭に血の昇ったリクさんには聞こえていないようです。


「殺すぞてめぇ、このクソコック!」


お嬢様がまた泣き出してしまいそうな顔をなさいます。






どうしたらいいのか、私にはわかりません。
ですので、お姉様に相談してみようと思います。



メイド ミカエラ - -