フリューゲル・デス・フレースヴェルグで起こる日々の出来事・・・
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Eigentum
         

 仕方の無い事とはいえ、ずっと人前に立つというのは相変わらず疲れるな。
奴らもお客が来ているにも関わらず騒がしくしているとは。怒鳴る私の身にもなれないものか。
 
 
 
あの時、右手が少し、ピリと痛んだ。
 
そこに膝をついたエリーゼを見た瞬間に沸点に達していた。
 
 
 
 
 
―――・・・そんなに、悪い人では・・・!―――
 
 
 
 
 
・・・エリーゼの言葉はいつも私を立ち止まらせる。
 
解っている。
 
 
・・・解っているんだ。
 
 
 
 
捨てる事など、
 
しない。
 
 
 
全て私の所有物だ。
 
その刻印がその身に刻まれている限り、私に従って貰う。
 
 
・・・いつか、
この身に傷が出来ようとも。
 
それを手放しはしない。
 
 
 
 
・・・・・仕事を全うしていればの話ではあるが。
 
 
 
 
 
次に我が家を解放するのは、 リーネの追悼パーティ。
 
 
お客を見送る時はパーティなどと言ったが、そんな気分で言い表わせるものでもない。その追悼式も、何事もなく済ませたい。
 
 
また明日から忙しい。
 
 
 




長男 クラウス - -