フリューゲル・デス・フレースヴェルグで起こる日々の出来事・・・
<< 赤 main 断罪 >>
心配
         

夏だと言うのに、館は異様な寒さに包まれている。

そんな寒さに震え、目を覚ます。
また泣き疲れて眠ってしまっていたのね。。

ベッドから起き上がろうと手を着くけれど、ふっと力が抜け再びベッドへ沈んでしまう。

あんな事があったからなのか、或いは食事をまともに摂っていないからなのか…
いつも以上に身体が思うように動かない。

そのままベッドで考えを巡らせていると、
控えめに扉をノックする音がし、次いで私の名前を呼ぶ声。

扉越しに、あえてあの日の事には触れず、身体を心配するお兄様。

あの時、今まで隠してきた事を伝えて、
ほんの、ほんの少しだけ、すっきりしている私。

でも、だからこそ、お兄様に合わせる顔がない。

「大丈夫よ、お兄様。
でも…今とても酷い顔をしているから
しばらく会えそうにないわ…ごめんなさい。」

泣き腫らし、酷い顔をしているのは本当、
大丈夫だというのは嘘。。

せめて食事はちゃんと摂って欲しい、とだけ言って
扉の前にあった気配が遠のいていく。



そういえば、あれからレオンのラボで目を覚まし
しばらくしたところで、レオンに連れられディーナがやって来て…
何だか様子がおかしかった気がした。

と言っても、あの時はあまり気にすることができなかったのだけれど。
何かあったのかしら…。



二女 エリーゼ - -